万人には好かれない
新しくオープンしたばかりの、温泉付き旅館の支配人と打ち合わせをしました。
ゴールデンウィークは満室で、しかしながら清掃に関しては徹底的にチェックをしましたとのこと。
それでも、ある予約サイトで2というとんでもなく低い点数を昨日つけられたと嘆いておられました。
こちらのお宿は、語学堪能な支配人が核となって、新規オープンまでこぎつけた宿です。
口コミ点数を良くしないと入れ込みが悪いので、モニタープランを打ち出し、口コミは主要なサイトで4~5の間、という高評価でした。
そこでこの評価。
「僕は、何が悪かったのか、このお客さんにメールを入れようと思ってます」と
支配人はいわれましたが、たぶんメールが返ってきたとしても、支配人としては納得いく答えにならなかったのではないかと思いました。
評価点が低かったのは、接客の部分でした。
この支配人はとってもフレンドリーで、さっぱりした性格の方で、高評価点をつけた内容も、この支配人のことが多くかかれていました。
「とても親切」「フレンドリー」「ていねいに食事するところを教えてくれた」などなど
インターネット予約のいうものの恐ろしさの一つに、泊まる人を選べないというものがあります。
どんな人でも予約できちゃうのです。
その、すべての人に好かれる接客やおもてなしは、どんなに経験をつんだ支配人でも、できません。
なので、この支配人の、フレンドリーなところが、いやだったのかもしれません。
静かに過ごしたかったのかもしれません
かまわないでほしかったのかもしれません
しかしながら、お宿としては、このフレンドリーさが売りなのです。
ここを変えてはいけないのです。逆に。
しかしながら、サポートする側としては、こういった静かさを望むユーザーがこないように
仕組みをつくる、というサポートを行います
予約する前に、どんな特色を持つ宿なのかを、きちんとユーザーにインターネットのビジュアルやテキストで伝えることが必要です。
そうすると、ユーザーも、別の好みの宿を予約できるわけです。
わざと派手目に、華美に表現するお宿もありますが、
素泊まり宿は、背伸びをせずに、ありのままを丁寧に伝える。
こちらのほうが、口コミ評価が良いことが多いようです。
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