インターネット販売をはじめました ステップ9
「一休にのせる写真どうする?高解像度データじゃないとダメみたいよ。」
若女将が一休サポートからきたメールを見ながら言いました。
「今、じゃらんと楽天で使ってる写真じゃだめなの?」と若旦那。
朝食用意前の朝一時間は、二人でインターネットのいろいろをする時間にしています。
インターネット販売をはじめて、口コミも入ってきたため、その返信もしています。
いろんなサイトの口コミ返信をみながら、書き方も工夫しはじめました。
しかしながら画像だけは、素人なのでなかなか難しいなとは感じていました。
美味しさを表現できているか、といわれると、うーん…
リニューアルしたお部屋の画像も、広さやきれいさを表現できていない感じです。
そこにきて一休は、高解像度データ…。
「一休に掲載されているお宿さんって、なんか 非日常 って感じがする。」
と若女将。
「非日常って?」
「ちょっと、夢物語のあるような感じ。まるで絵画のようなイメージだよ」
非日常…。女子の言ってることはあまりよくわからない若旦那でした。
宿って、食事がおいしくて、部屋がきれいで、接客が良ければいいんじゃない?
違うのかな??
サラリーマンをやめて宿の後継ぎとして帰ってきた若旦那。
今から自分が親から引き継いでいきますが、食事 掃除 接客をとにかくがんばっています。
これ以上、何をやっていいかわかりません。
新しく入ってきた板さんとのコミニュケーションや、バイトさんたちへのレクチャー、観光協会との付き合いなど、やることはいっぱいあります。
でも、高単価のお客さんをいれたい。
そのためにお部屋もリニューアルしました。
(自分でいうのもなんだけど、部屋はすごくいいと思う)と若旦那は思いました。
一休は、じゃらんと楽天、ブッキングとは売り方がどうも違うようです。
ここは、自分たちの考えだけでは、厳しいかもしれない。
第三者の視点が必要かも…。
若旦那は以前、営業にきていた女性のことを思い出しました。
「虫の目、鳥の目で俯瞰してみることが大事ですよー」
なるほど。
自分たちの目は、虫の目。すぐそばで見る視点。
お客さんの視点は鳥の目。
他の宿を比べて、選択する鳥の目だ。
一休の登録は、ちょっと考えよう。
若旦那は思ったのでした。
【終わり】
このシリーズは、ここで終了です。
ありがとうございました。
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