インターネット販売を始めました ステップ4
ここからは、仮に、リニューアルオープンして、
新しく若夫婦がインターネット販売を始めたと仮定します。
その名も、お宿「のぶりん」。
全客室が離れで、客室専用露天風呂がある全10室のお宿だと仮定します。
そして「のぶりん」を営む若若夫婦が、ブッキングドットコムで、
インターネット販売をはじめました。
はい、ドキドキです…
「あ、予約のファックスが流れてきた~!」
最初の感動がここです。皆さん、こんな感じになられます。
ここでサイトコントローラやPMS(顧客管理ソフト)を連動していると、
そこにも顧客情報が入ってきます。
その場合、宿の台帳のかわりになっているPMSだと、紐づけしているお部屋にユーザーの予約が入っているのが確認できます。
そして、当日…
まてどもまてども…
「こない」
はい、ブッキングドットコムではよくある話です。
そこで管理画面をチェックしていただきます。
ユーザーの予約情報を見ると、台湾からのお客様で
5日前に英語でメッセージが入っていました。
「素泊まりのみのプランしかありませんが、二食付きに変更できますか?子供が一人います」
そして2日前に
「台風の影響でこれなくなりました。日付を変更できますか?」
とありました。
ちゃんと、メッセージが来ていたんですね。
若夫婦は、登録した後、管理画面を見ることをしませんでした。
予約が入ればいいものだと、思っていました。
ブッキングドットコムは、悪質なユーザーも確かに存在しますが
世界一のシェアをほこる海外OTAです。
ちゃんとしているユーザーももちろんたくさんいます。
そして外国人も日本人も一緒ですが、
自分の国以外に旅に出かけるのは不安です。
メッセージをほったらかしにしていたのもいけないですが、
このユーザーは結局キャンセル処理をしなかったので、
ノーショーになります。
ノーショー処理しておかないと、ブッキングより「このユーザーは宿泊した」とみなされ、
手数料を請求されます。
ノーショー処理は管理画面からもできますし、ブッキングのカスタマーに電話しても処理をしてくれます。
若夫婦は考えました。
「インターネット販売って、インターネットに出しておくだけじゃだめなんだね めんどくさいね」
はい、そうです。
直接の電話予約より、ずっとめんどくさいです。
直接だったら、声を聴いて、だいたいのお客様のイメージをつくれますし、
台帳に書き込めばOK。
しかしながら、いまは、インターネット予約が90パーセントといわれている時代です。
露出をしないと、誰も見つけてくれない時代になっているのですね。
まずは、広告を想像していただきます。
インターネットは、初期費用ゼロ円でできる広告です。
なので、その広告に露出する、と考えます。
露出をしたあとは、問い合わせがあったユーザーに対して対応しますよね。
それと同じで、インターネットの場合は、インターネットからのメッセージが多いということです。
若夫婦は考えました。
「お問い合わせが来るのは当たり前。お金をいただくのは僕らだ。明日からは朝一番に、管理画面を確認しよう」
次回に続く。
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