自分の宿を愛しながら運用すること
一人単価35000円以上の料金で運営するお宿さんに打ち合わせに行きました。
新緑は美しく、鳥の声が聞こえ、本当に美しい場所。
大好きな場所です。
客単価が高いお宿は、掃除はチェック体制を怠りません
もちろん、ふとんのシワ、シーツのシワ、部屋の匂いすべてに気を配ります。
客単価が高いということは、その料金に期待して予約するからです。
なので、駐車場までのお出迎えは当たり前
冬でも雨でも、外にスタッフさんが立っておられます。
常連さんが50パーセント以上で、運営されています。
なんで常連さんが多いのかなあ、と思ったら、
「気」がいいんですね。
もちろん自然がいっぱいなので、マイナスイオンたっぷりなんですけど
何よりも、宿にいるオーナー&スタッフの方がいい方ばかり
気持ちの良い方ばかりなんですね
売上もよいので、余裕もあるからかもしれませんが、
いくつか、本当に大事にされていることを教えてもらいました
●スタッフを大切にする
スタッフは正社員の方が多く、パートの方は少ないです。
しかしながらスタッフの方も宿も大切にされていて
この宿に努めている、というプライドを感じます。
オーナーは、正社員用の定休を設けています
入れ替わりもほとんどありません。
ちなみに定休日は、なんとオーナーが庭掃除をしています
●顧客情報を共有する
顧客情報、例えば、奥さん誕生日で利用した、子供さんがもうすぐ高校生
おじいさまは杖をついている、など、女将さんが把握することを
すべて顧客情報として共有しています
なので、電話で予約が入った時も、前回いつ泊まったか、
どんな食事を召し上がったか、などで
次回のおもてなしがたてられるのです
●流行やニーズにあわせて、すこしずつリニューアルしていく
全部リニューアルするとお金もかかりますし、休業しなければならないので
売上もなくなります
なので、少しずつ、補修をしたり、家具を入れ替えたりして、リニューアルしていきます
10年以上たっているお宿なのに、木の良い香りがします。
こんな風に、自分の宿を愛するオーナーが運営すると
気のめぐりがよくなるんだなあと感じました。
0コメント